唯一無二桜造形美

Only one cherryblossom beauty of form

国内最高峰の桜造形集団“桜花爛漫”が作り出すリアル桜アート。
日本の伝統芸術である「盆栽」にインスパイアされたデザインと、『越前和紙』『木工技法千鳥格子』という伝統工芸、伝統技術が施されたその姿は、見る者の心をも動かす力を持ち合わせます。

世界中から注目を集める日本。人を思いやる美しい心、四季折々の美を感じ育んできた感性、伝統や文化を重んじ物を大切に扱う気持ち。日本のモノづくりにはこういった心や姿勢が現れています。そして、それこそが唯一無二、世界へと発信できる最高のメイド・イン・ジャパンです。

私達が目指すものもまさにそこであり、美しい心と確かな技術によって作り出された、この『千鳥』こそ、桜ディスプレイ史上未だかつてない、世界的な最高傑作なのです。ディスプレイ業界においても、大量生産、大量消費ではなく、価値のある物を長く使う習慣がより根付くことを願います。

伝統工芸『越前和紙』

Echizen washi traditional crafts

紙の神が宿る町、越前市大滝町にて一流の和紙職人が作り上げる越前和紙。今回、桜の造花素材としては越前和紙『雲肌落水紙』を採用しました。ご縁のあった福井の「柳瀬良蔵製紙所」にて、桜をイメージしオリジナルで製作していただいた特別な和紙になります。

こちらでは伝統的で独特な技術工法の和紙を、一般の方に触れて知っていただくべく、工房をオープンにしています。とてもしなやかで女性らしい風合いが特徴の和紙は、あらゆる作家に愛され、そしてデザイン包装紙、扇子、和綴帳などに形を替え、暮らしに溶け込む和紙として活躍しています。

この特別な和紙で作る桜の造花は光を程よく取り込み、繊細でやわらかな雰囲気を生み出します。越前和紙という伝統工芸に着目したのには明確な理由があります。

これにはSDGsという言葉ができる遥か昔から、当然のごとく「素材を大切に扱う心」、「ものを長く存続させることのできる優れた技術」が備わっていて、現代までそれを紡いできたという事実があります。越前和紙の歴史は1500年と日本三大和紙の中でも特に古く、美しさと丈夫さで、古くから最高品質の和紙として知られてきました。

自然素材である楮や三椏の「木の皮」を原料に、製作工程の中で出る端紙を原料に戻し、新たに製品を作る「漉き返し」という技術があります。これはまさに廃棄ゼロのモノづくり精神が古くから備わっていたということになります。

古くから熟練した職人の手により、一枚一枚大切に和紙が作られてきた。その伝統は今でも受け継がれ、世界的に評価される素材となっている。美しく丈夫で、かつ地球にもやさしく、抗菌作用もある安心安全なパーフェクト素材です。

和紙というシンプルな素材ではあるが、デザイン性は多岐にわたる。今回、桜花爛漫がフィーチャーしたのは『落水紙』。製造工程で素材にシャワーを当て、穴の空いたような表情を作り出す。繊維の厚いところ、薄いところが満遍なく散りばめられた繊細な表現が神紙に宿る。

落水紙は光の透け感が上品で、趣のあるところが魅力的な和紙です。桜の造花にこの紙を使わせてもらえることはとても光栄なことです。

感染症などを気にしなくてはならない世の中。抗菌作用が強い越前和紙で作る桜の造花は今後、あらゆるところで活躍できる日本が世界に誇るアートプロダクトです。病気で外に出ることができず、生花を病室に持ち込めない環境があるとしたら、この和紙造花を飾ることで、桜の季節を感じて心癒されて欲しい。と切に願います。

伝統木工技法『千鳥格子』

Traditional woodworking techniques chidorigosi

「千鳥」の名前の由来でもある、和を象徴する木組のフレームは伝統木工木組技法「千鳥格子」を採用しています。この技法は飛騨地方に起源を持ち、古くから紡いできた伝統的な組子技術です。

通常は2Dで組上げることが多いのですが、今回は最高峰の設計力と技術力で見事に3Dで組上げました。釘やビスを使わず木材の加工のみで強度高く組上げる技術はまさに芸術的です。

日本の木工技術は世界一といっても過言ではありません。法隆寺の西院伽藍は世界最古の木造構造物郡とされており、美しいものを長く存続させることに対する技術への探求に他ならない。その美しい心のあり方をこの新しい桜のディスプレイに込めました。

構造理解の難解さと最高水準の木材加工技術が必要な今回のチャレンジに挑んでくれたのが、筑波材木店と薗部秀徳氏。
共に木材を知り尽くしたWOOD MAESTROです。
数多くの木材加工会社が手に負えなかった仕事を引き受けてくださり、感謝いたします。

今回、千鳥格子の素材として選定した樹種は檜になります。
ヒノキは日本が世界に誇る優秀な木の代表。世界の針葉樹の中で最も優れた材であると言われています。まさに世界にアピールすべき日本のハイスペックマテリアルです。

特有の芳香と美しい光沢をもち、弾力性、靱性に富み、狂いが少なく加工性もよい。かつ耐久性に優れています。
それに加えて耐湿、耐水性にも強く、保存性が高い。全ての面で優れた材質をもち、年輪も美しいです。

今回のように緻密で難易度の高い加工を施すにはヒノキが最適であると判断しました。寺社建築をはじめ高級建築材として使われるほか、造作材、家具材、建具材、曲物材など幅広く用いられてきた木材。あらゆる面に重宝される良材と言えます。

この桜盆栽「千鳥」が日本人が日本の宝である素材の価値を理解し、外国から訪れるお客様にその良さを説明できる機会が増えるきっかけになれることを願います。

特殊擬木造形

Special wooden modeling

アルチザンが作り上げる桜の擬木アートはまさに芸術品です。
長い年月の試行錯誤を経て、他社には真似できない特殊なリアル桜造形技術を開発いたしました。誰もが本物と疑わない程の生命力溢れる幹のテクスチャは、桜固有の縞模様樹皮を完全再現できる技術がベースとなっています。

ただ、我々の目指す造形美はリアルさだけではなく、本物を越える存在感と躍動感、アート性で見る者の心を動かす表現にあります。

幹造形へのこだわりは桜の木全体のクオリティを左右する重要な要素です。今回の「千鳥」では通常のエイジング表現に加え、新たに苔テクスチャをおり混ぜた和風エイジング処理を行いました。このひと手間により和紙の桜造花とのバランスも取れ、見事な和風リアル桜造形オブジェが完成しました。

今回、桜の木が持つ生命力と躍動感を表現する手法として取り入れたのが「表皮の割れ」です。この表現を敢えて入れたことで、本当に花を咲かせるのではないかという程のリアリティが生まれました。

リサイクルガラス加工

Recycled glass processing

環境問題への取組みが一つのテーマでもある「千鳥」というアートオブジェ什器の製作を計画していく中で、どうしても取り入れたい素材がありました。それが100%廃蛍光管を原料としたリサイクルガラスです。廃材を利活用し、高度な技術力でデザイン性の高い新たなプロダクトを生み出す、まさに最先端のモノづくりとして、千鳥とマッチすると感じました。

スタジオリライト(株式会社サワヤ)が作り出すプロダクトには不思議な魅力があります。ガラスという素材の特性を知り尽くした職人の緻密な計算と、鉱物という素材が引き起こす偶然性が融合し、繊細さと武骨さを兼ね備えたような素敵なデザインに心惹かれます。

また、企業としても地球環境の保全が、人類共通の重要課題の一つと認識し、環境ビジネスを展開する企業として環境負荷の軽減に努力し、持続的発展に向けて活動する。というスローガンにも大変共感を受けました。

これから先、未来へのモノづくりは自己の利益だけを考えていてはいけません。物を作って消費する、これは人類が活動していく上で必ず行われるサイクルなので、止めることはできない。しかし、物を作る行為、消費する行為、その中にもエネルギー問題、環境問題、人道的問題など、現代社会が抱える数多くの問題が存在する。

零細企業の私達にできることなど、たかが知れている。しかし、黙って何もしない訳にはいかない。事業内容によってやれることに違いはあるが、各々の考えで最大限の社会貢献をすればよい。小さい企業がやれることは限られているが、すべての企業が本気になって実践したら、チリが山になるはずです。そして何よりも、モノづくりに携わる人間がそんな素敵なマインドになること自体が素晴らしいことのように思えます。

私達が『千鳥』という作品を作ることで、少しでも多くの企業が様々な問題に意識を持って取り組むことを願っています。

桜のディスプレイを制作していく活動の中で、桜の下でくつろげて、お茶やお酒を楽しむことができるテーブル什器があったら素敵だなと感じていました。

「千鳥」制作プロジェクトにおいては、様々なデザイン案が構築されましたが、その中に上記の想いがバッチリとはまるデザインが生み出され、すぐに今回のデザインに決定となりました。

近代技術と伝統技術の融合を意識したデザイン設計を基本としている中で、天板はとても重要な要素だと認識していました。
当初はスモーク強化ガラスと導光板という、アーバンなデザインも考えましたが、やはり行き着いたのは、世に一つしかない職人の手で作り出すガラスでした。

日本の伝統を意識したオリジナルガラス天板「Minamo」は、『能』の舞台をイメージした板張り風な形状、水から突き出た桜の木、そして水面に映る桜の花「花筏」という要素が美しさとアート性を感じさせます。

黒皮鉄加工

Kurokawa iron processing

「千鳥」を構成するマテリアルは自然素材とリサイクル素材になります。木材や紙、布と違い、鉄製品は一般的に自然素材のイメージが強くありませんが、鉄源はおよそ70%が天然資源で、30%が鉄スクラップのリサイクル原料で構成されています。

ましてや鉄が自然物で、放っておけば、またいずれ自然に帰るなんて、加工されたフォルムからはとてもそうは思えません。
今回のデザインテーマには「素材をそのまま活かす」という日本には古くからある文化を取り入れました。

鉄は元の自然な姿である鉄鉱石に戻ろうとする時、酸素や水分と化学反応を起こし錆びていきます。製品加工の際には錆びを防ぐために塗装等、何かしらの処置を施します。ただ、今回のオブジェにはその鉄の意思を尊重し、敢えて錆止めの処置をせず、経年と共に錆をまとっていく姿を想像し、そこもデザインとして取り入れることにしました。

黒皮鉄パーツと同様に千鳥格子のヒノキ材も敢えてトップコートを施さず、日焼して変色することもデザインとして受け入れることにしました。価値のある物はいずれヴィンテージ、アンティークとして味を増していき、より価値を高めていきます。

今回、黒皮鉄製の土台製作でご協力いただいたのはaizara(株式会社山中産業)です。「aizara」とは400年以上も昔から使われている「鉄」という意味を持つ言葉とのこと。

自然の原理で発生する鉄の表面を覆う黒皮という被膜は、塗装等では決して真似のできない、鉄が持つ独特な質感や素材感を感じさせてくれます。

aizaraでは単純に「物づくりの過程で鉄を使う」という発想ではなく、「鉄の素材感を生かした物づくりを行う」という、そのものをデザインコンセプトとした物づくりをしています。素材に惚れ込み、長きに渡り追求し続ける。職人とはそうあるべきだと感じると共に、自分もそうありたいと尊敬の年を抱きます。

和紙製桜造花

Washi cherryblossom artificial flower

柳瀬良蔵製紙所にて製作いただいた桜花爛漫オリジナルの越前和紙「落水桜」を桜の花として形にしてくれたのが、同じく福井を代表する造花のエキスパート「ボヌールヴィエント」。

生活の中で日本ならではの和の趣を感じることが少なくなってきた昨今、日々の暮らしの中に癒しや安らぎを感じてもらうべく、造花を軸に様々なインテリアアイテムの開発と制作を行っています。

中でも日本らしい趣と彩りを兼ね備えた越前和紙製の造花アイテムの取り扱いに優れている。経験豊富な地元の職人にとっても自然素材である和紙は取り扱いに手間がかかりますが、出来上がった品は100年、200年と長く使い続けることができる価値のあるものです。

今回制作していただいた越前和紙製(落水紙)の八重桜も、とても繊細で趣きがあり、かつ迫力と丈夫さを兼ね備えた高品質な造花です。光との相性もとても良く、伝統をも感じるその姿はまさに芸術的です。

照明設計

Lighting design

桜のディスプレイを美しく表現するには緻密な照明設計が必要です。専門家でなくても、なんとなくそれは分かります。
アッパーライトを仕込む程度のことは自らで行ってきましたが、今回の桜盆栽オブジェに関しては「なんとなく」ではダメだと悟りました。

そう感じた経緯としては、越前和紙の桜造花を見てからです。
『落水紙』という、無数の小さい穴の空いたような模様を施した特殊な和紙があります。その存在を知った時、落水紙と光との組み合わせは、神々しい美しさをまとうだろうと想像できました。

“光”とは「人の心に明るさを感じさせるような物・事」と辞書に記されてあります。「光と花」、人は無条件にこの二つに美しさを感じます。人工的なイルミネーションが登場する遥か昔から人は自然に存在する星の光を慈しみ、癒されてきました。

また、花を見ると人はアルファ波という脳波が出ます。それにはやる気を起こさせたり、前向きになれる効果があると言われています。暗い気持ちになることが多い昨今の世の中、私達の日々の仕事において、何か人々の心にひと時の安らぎや感動をもたらすことができないだろうか。そんな想いからこの桜のアートオブジェの制作を思い立ちました。

“加藤久樹デザイン事務所”は「光と影」「明るさと暗さ」を操り、「人と光と影」の関係を大切に人の生活に寄り添った光景をつくり出すデザインを行っています。

今回のように照明のでき次第ではオブジェの完成度が大きく左右されてしまうケースでは、照明機材設備の知識だけでは対応できません。オブジェ全体から設置空間全体に及ぶトータルな美術的デザイン設計力が求められます。そして、桜という淡くて繊細な花を美しく照らすには、最適な色温度、光量、照射角、機材の選定と加工など深い経験値が必要です。

また、一流の照明デザイナーにとっては、求める照明器具を提供できるエキスパートとタッグを組むことが重要です。
ライティング創はプロが求める照明器具を取り扱うプロフェッショナルです。今回はこのタッグのご協力により、完璧なライティングが実現しました。

JAPANESE No.1
“SAKURA” ARTIFICIAL TREE PRODUCTION
唯一無二桜造形美

紙の神が宿る町、越前市大滝町産の越前和紙(落水紙)にて作り上げる桜の造花『落水桜』

飛騨地方が発祥とされる、伝統的木工組子技法『千鳥格子』で作り上げるヒノキ格子

本物を越えた生命力と躍動感に溢れた超リアル桜造形技術

100%廃蛍光管を原料に、能の舞台と「花筏」の水面をイメージしたオリジナルデザインガラス『Minamo』

あるべき姿へ帰ろうとする錆反応をも計算に入れた、黒皮鉄の素材そのままを活かした『盆』

ディスプレイ構築も費用を安く安くと、目先のコストだけに捉われこなしていくのではなく、
高くても価値があり、長く愛され続けることに意味を見い出していく。
それが作り手にとっても、クライアントにとっても成長につながる大切な価値観というものです。

日本一の『桜造形集団』が、あなたのためだけの桜オブジェを作りあげます。
魂の籠ったクリエイティブチームにぜひご用命ください。

"Falling Water Cherry Blossom" is an artificial cherry blossom flower made from Echizen Washi (Falling Water Paper)
produced in Otaki-cho, Echizen City, the town where the paper god dwells.

Hinoki lattice made using the traditional woodworking technique "Houndstooth lattice", which is said to have originated in the Hida region.

Ultra-realistic cherry blossom modeling technology overflowing with vitality and dynamism that surpasses the real thing

"Minamo" is an original glass design made from 100% waste fluorescent tubes, inspired by a Noh stage and a water surface.

"Bon" takes advantage of the raw material of black iron, taking into consideration the rust reaction that occurs when it returns to its original state.

We aim to keep display construction costs low and low, rather than focusing only on immediate costs.
Even if it is expensive, it has value and we find meaning in continuing to be loved for a long time.
These are important values that lead to growth for both creators and clients.

Japan's best "cherry blossom modeling group'' will create a cherry blossom object just for you.
Please feel free to contact our passionate creative team.

Produce & Direction by Artizan Productions

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